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セミナー名

【無料】ビジネスを成長させる、企業による世界標準の規制作り

概要

一帯一路イニシアティブの下、中国は昨年6月に国際商事裁判所を国内に設立し、既に稼働しています。また、カンボジアの司法官僚や有能な法学生を中国に招いて中国法を学ばせています。日本がODAで進めてきたアジアでの法整備支援を中国が上書きしていく勢いです。その背後には、グローバルスタンダードを作ってきた英米の法曹の助言支援もあります。今や中国は、ソフトインフラとして、「中国法による支配」を世界に広める壮大な構想を急速かつ着実に実行しています。しかし、日本企業の反応は鈍いようです。司法の独立が脆弱なアジアの国々ではむしろ中国モデルが標準化される可能性は否定できません。すなわち、アジアを舞台に日本企業を取り巻く法的なリスクは、これまで以上に高まっています。多くの日本企業が海外でのビジネス展開に成長路線を見出す一方、法制度が十分に機能せず、司法の独立も脆弱な地域における活動は、贈賄・環境汚染・労働問題など、進出企業にとって深刻なリスクを抱える可能性があります。また、これらのリスクは、進出企業だけでなくサプライチェーン・マネジメントの観点からも、多くの企業に関わる重大な課題と位置付けられます。グローバル化に対応し日本企業が発展し続けるためには、レピュテーションを高める世界標準の公正な規制作りに企業自ら積極的に関与していくことが求められます。当セミナーでは、アジア諸国の法整備支援や腐敗などの解決に尽力し、最近SDG16+研究会を立ち上げて日本のODA政策実施に日本企業の参加を呼びかけている東京大学大学院・佐藤安信教授、世界各地で『Rule of Law』の実現に取り組むレクシスネクシス 東南アジア  Managing Director・Gaythri Raman(ガイトリ・ラマン)、そして、サステナビリティのためのサプライチェーン・マネージメントを実践してきたユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 代表取締役 ジェネラルカウンセル・北島 敬之 氏が、SDGs/ESG時代の持続可能なビジネスのためのグローバルな規制作りに積極的に参加し、日本企業の競争力を高める方法について議論します。

 

■講演1:「中国の一帯一路と日本の司法外交」-SDG16+と「ビジネスと人権」で勝つための民官産学連携-

佐藤 安信 氏(持続的平和研究センター センター長/東京大学大学院教授/長島・大野・常松法律事務所顧問・弁護士(東京、ニューヨーク州))

■講演2:「Businesses for the Rule of Law」(※通訳あり)

Gaythri Raman (レクシスネクシス 東南アジア Managing Director)

■パネルディスカッション:「ビジネスを成長させる、企業による世界標準の規制作り」

佐藤氏、Gaythriと共に、北島 敬之 氏(ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 代表取締役 ジェネラルカウンセル)を迎え、企業による世界標準の規制作りに関して議論いたします。

 

 

 佐藤先生    北島さん

佐藤 安信 氏

Gaythri Raman

北島 敬之 氏

 

 

※セミナー内容は予告なく変更となる可能性があります。予めご了承ください。

※途中、適宜休憩をはさみます。

開催日

2019年07月01日(月)

開催時間

14:00~16:40 (開場13:30~)

会場名

六本木アカデミーヒルズ・オーディトリアム

会場所在地

〒 1066149
東京都港区六本木6丁目10番1号 六本木ヒルズ森タワー49F

 

【アクセス】
● 東京メトロ 日比谷線 「六本木」駅1C出口より徒歩3分 (コンコースにて直結)
● 都営地下鉄 大江戸線 「六本木」駅3出口より徒歩6分
● 東京メトロ 南北線 「麻布十番」駅4出口より徒歩12分
● 都営地下鉄 大江戸線 「麻布十番」駅7出口より徒歩9分
● 東京メトロ 千代田線 「乃木坂」駅5出口より徒歩10分

 

アカデミーヒルズまでのアクセス
http://forum.academyhills.com/roppongi/access/index.html

 

講師名

佐藤 安信 氏

持続的平和研究センター センター長/東京大学大学院教授/長島・大野・常松法律事務所顧問・弁護士(東京、ニューヨーク州)

東京大学教授、大学院総合文化研究科で「人間の安全保障」プログラムを担当。国際機関で法務専門家として難民保護、平和維持/構築、法整備・司法改革支援に従事:UNHCR法務官としてオーストラリアで、UNTAC人権担当官としてカンボジアで、EBRD弁護士としてロンドンで各勤務。2002年から平和構築研究会を主催。現在、日本弁護士連合会 国際交流委員会 国際司法支援センター、幹事。
国際人権法学会、国際連合学会、比較法学会、アジア法学会、法社会学会、日本平和学会、国際平和研究学会(IPRA)、国際開発学会、ADR法学会、日本仲裁人協会所属。

著書・論文:

■継続可能なビジネス法務に求められる人権マインド ―ソフト・ローの罠にかからないために(NBL 2018年2月1日号)
■日系企業のベトナムへの直接投資における法的トラブル(JCAジャーナル 2010年6月号(第57巻6号))
■How to deal with corruption in transitional and developing economies: A Vietnamese Case Study(Journal of Financial Crime Volume 16 Issue 3 ,2009)他、多数

 

北島 敬之 氏

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 代表取締役 ジェネラルカウンセル

1987年早稲田大学法学部卒業、同年日商岩井株式会社(現 双日株式会社)入社. 債権保全・管理業務、部内総括業担当を経て1991ー1992年 ドイツ・ザールラント州欧州研究所、デュせルドルフ Graf von Pfeil 法律事務所で研修。1997年ー2001年 日商岩井欧州会社法務審査部マネージャーとして英国駐在。欧州・アフリカ・トルコ地域の法務審査業務に従事。帰国後、不良債権処理(回収・売却)、海外取引法務およびコンプライアンス委員会事務局担当。2003年 ニチメンとの合併を経て双日株式会社発足、法務部部長補佐として海外取引法務、輸出管理、貿易保険業務管掌。2005年 ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社リーガルマネージャー、リーガルディレクターとして、医療機器、製薬、医薬部外品、化粧品に関する法務業務に従事。2006年 ユニリーバ・ジャパン株式会社 ジェネラルカウンセルとして入社。2009年 ユニリーバ・ジャパンホールディングス株式会社他グループ4社の取締役就任、2012年 同社 代表取締役就任。法務・コンプライアンス事項を管掌するジェネラルカウンセルに加え、Communication Team (広報)をサポート, ジャパン・リーダーシップ・チームメンバー, 日本におけるビジネス・インテグリティ・オフィサー(Business Integrity Officer)、データ・プロテクション・オフィサー(Data Protection Officer)。

日本紅茶協会 理事。国際企業法務協会理事。

著書・講演:

「企業内法務の交渉術」(中央経済社)、「保全と回収」(共著 レクシスネクシス ジャパン)、 その他法律雑誌への執筆、セミナー、講演多数。

 

Gaythri Raman

レクシスネクシス 東南アジア  Managing Director

法律を専門的に学び、Lexis Nexisのミッションである”Rule of Law”(=法による保護のない人々の割合を世界からなくす)の実現、そして最新技術と法律の連携による、よりよい社会の創出のために精力的に取り組んでいます。また、国際グローバル・コンパクト*により推進されている取り組みである、ビジネス界における法改正、透明性、そして”Rule of Law”の実現を可能にすることによって発展途上国の成長を支援する『Businesses for the Rule of Law (B4ROL) 運営委員会』の創設メンバーであり、スリランカ、モルディブ、南アフリカ、ミャンマーにおけるキャパシティビルディング、法と正義へのアクセス、法の改革と教育に関するさまざまなプログラムに取り組んでいます。

*国際グローバル・コンパクト

1999年の世界経済フォーラム(ダボス会議)の席上でコフィー・アナン国連事務総長(当時)が提唱した、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって、社会の良き一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組みです。

受講料

無料

定員(名)

100名

参加対象

企業の経営者・役員、法務担当、法律家、研究者

参加条件

※お申込み者が定員を超えた場合は、抽選とさせて頂きます。

主催・協力

レクシスネクシス・ジャパン株式会社

問い合わせ先

レクシスネクシス・ジャパン株式会社
マーケティング部
Email: marketing-jp@lexisnexis.com

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